前回、と言ってもずいぶん前になるが 超並列RDBMSは成立するか – L.star的デザイン(1) にてある程度の考察をしているRDBMSのデザイン。kumoFSどうだろうとか寄り道しつつ、自分なりの次のステージまで煮詰めることができたので、それについてメモとして書き留めたい。 まず目標として掲げるのは、 標準的なストレージしか持たないサーバ群を使う。 単純CRUDクエリのスケールアウト。読み書き両方 JOIN構文のサポート。特に1TB程度の複数テーブルをINNER JOINして集計できる 1つのクエリ内部を複数サーバに分割させることによる性能向上。スケールアウトというわけではないが。 というところである。かなり無茶な要求と思うが、ここまでサポートできるとデザイン上で納得できれば悪くなかろう。現実に実装する場合には、随所で発生するボトルネックとの戦いになるだろうし。前回は「ストレージノード