ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (8)

  • 2024年桜花賞回顧 東スポさん、この競馬欄は改悪だよ - 関内関外日記

    2024年4月7日 東京スポーツ紙より 東スポが値上げに踏み切った。週末の競馬版のみ180円から250円に。平日の東スポはスカスカだし、一方で競馬はけっこう人気があるので、そちらに賭けたのだろう。おれには紙の馬柱が必要だし、東スポのフォーマットを見慣れているので、この値上げにとくに文句はない。なくなるよりはましだ。 とはいえ、東スポは「競馬欄パワーアップ」と予告してきたのである。なるほど、たしかにローカルの全戦までコメントが載っている。コメントには取材してきた記者の名前が記されている。自信度合いも五段階になった。特別レースには中間調狂欄も増えた……。 だが、あえて言おう、改悪であると。なにが改悪なのか。それは上の引用画像を見てもらえば一目瞭然だ。え、なにが違うのか? 今までの回顧記事と比べてほしい。カラーじゃなくなっているじゃないか。 え、それだけ? と、思われるかもしれないが、メーンレー

    2024年桜花賞回顧 東スポさん、この競馬欄は改悪だよ - 関内関外日記
  • 15月 - 関内関外日記

    気象予報士が「12月に入ると急に真冬になります」と脅していた。実際、昨日から寒かった。今日も寒いかと思った。朝、ドアを開けたら生ぬるい南風が吹いていた。おれは春を思って嫌な気持ちになった。ビルの解体と、ビルの外壁塗装が進んでいる。すごい勢いで家が建てられている。春は別れの季節だ。春は出会いの季節だ。おれは別れも出会いもいやだ。今がいい。これ以上努力してゆたかになりたいとはとくに思わない。ただしこれ以下の貧乏になるのはもっと嫌だ。楽をしたい。なにもしないで金がほしい。環境が変わるのは嫌だ。おれが変わるのはもっと嫌だ。おれは変われない。なにかしようとしても、躁の波がすべてをさらう。生ぬるい南風が吹いた。真夏の暑さも、真冬の寒さも嫌だ。身体的に嫌だ。春の嫌なところは心にくる。秋は少しいい気分だが、毎年短くなっている。ぼろいアパートはひどく冷え切っている。おれがヒースクリフでキャシーを部屋に入れ

    15月 - 関内関外日記
  • 2022年 菊花賞回顧 衝撃の買い忘れ - 関内関外日記

    10/21 日刊スポーツより 菊花賞(G1) 結果・払戻 | 2022年10月23日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com 菊花賞は初志貫徹というか、夏の北海道シリーズで見つけたディナースタを命にした。北海道でのレースは、最後方スタートから、道中ぐんぐんまくっていって先頭に立って押し切るという内容。その後の陣営コメントによると、「重馬場を苦手にしているのに勝ったのだからすごい」みたいなこと言ってて、馬場がよければもっとやれるんじゃないか、という気になったのである。 とはいえ、『競馬の天才』誌の岡田牧雄インタビューによると、期待はしているけれど……くらいのテンションで、勝ってもおかしくないけどという感じで、タイトルホルダーのときとはかなり温度差がある。印も△筆頭くらいだったかな。 戦法についても、戦前から「今回は前につける」ということで、まああのまくりは期待できな

    2022年 菊花賞回顧 衝撃の買い忘れ - 関内関外日記
  • 無意識を利用されると不愉快になるという自意識 - 関内関外日記

    blog.tinect.jp 寄稿いたしました。「ナッジ」についてです。 とりあえず読んでください。 読んでね。 読めー。 はい、読んだー。 で、「ナッジ」とはなにか? たとえばこういうこと。 たとえばタバコのパッケージに「生々しい」写真を印刷することを義務付けて喫煙率を減らす。 大学のプリンターの初期設定を「両面印刷」にして紙の消費量を減らす。 空港の男子用小便器に蝿の絵を印刷して、飛び散る汚れを減らす(これは人類のだいたい半分にしかわからないのではないかと思うが)……。 そんな仕掛けである。GPSによる経路検索、品のカロリー表示、テレビのリモコンについたオンライン配信メディアのボタン……。 こういう人の行動に影響する「ひと押し」のこと。そして、それを主に政策に取り入れること。これである。 日とて例外ではない。 『ナッジとEBPM ~環境省ナッジ事業を題材とした実践から好循環へ~』

    無意識を利用されると不愉快になるという自意識 - 関内関外日記
  • 国会議事堂散歩・補遺 - 関内関外日記

    sanpoo.jp サンポーさんに寄稿いたしました。日比谷公園~霞が関、国会議事堂といったあたりです。最初ずいぶん変化朝顔という植物の話に取られてしまったので、国会議事堂のことを補いたいと思います。 といったところで、補うにしても、自分のなかで曖昧なところがあるのです。「おれって、子供のころに国会議事堂見学をしたことがあったっけ?」。これです。 自分のブログを検索してみたら、9年前にサイクリングでこのあたりを走った話は出てきました。 goldhead.hatenablog.com 健康的ですね。 まあ、これはいいんですけれど、国会議事堂。なんとなく、小学校の社会科見学で国会議事堂に来たことがある、あるいは中を覗いたことがある、というような気もするのです。気もするのですが、具体的に、まったく、そのときの記憶がない。私はそうとうに忘れやすいたちで、昨日のことも、5年前のことも、大切な人の誕生日

    国会議事堂散歩・補遺 - 関内関外日記
  • 抑うつ状態になったことのない精神科医って普通にいるわけだけれど - 関内関外日記

    ※着地点が見えないまま書き始めました。 おれがおれの行きつけの医者に行くようになって何年も経つが、たまに症状などを話していると、「あれっ?」という反応をされることがある。前にも言ったような気がするんだけどな、みたいな。そりゃあ精神科の開業医がどれだけの患者を抱えているのかという話なんだけれど、それはそうとして、この医者は抑状態になったことがあるのかしらん、などと思ったりすることもある。 とはいえ、おれはべつに医者が患者の病を体験してなきゃいかんとは思っていない。むしろ、そんなことになったら大変だ。そりゃ、風邪をひいたり、お腹を壊したことがない内科医はほとんどいないだろうが、骨折をしたことのない外科医なんかは普通にいるだろう。末期がんにかかった医者しか末期がん患者を診られないのであれば、需要と供給のバランスは保てないし、今の技術では男性の体を持った産婦人科医は出産を体験できない。出産は病気

    抑うつ状態になったことのない精神科医って普通にいるわけだけれど - 関内関外日記
  • 2019年9月8日〜9日 台風15号覚え書き - 関内関外日記

    台風が向かってくる日曜日。昼は急にパラパラ雨が降ったり、日が差したり。ネット、テレビ、気象情報。「過去最大級の台風が関東上陸? ふーん」。 夜になると降り。0時に寝ようかというときにはそこそこの音。しかし、眠りにはつけた。 午前4時、携帯端末がけたたましく鳴る。 自治体からの緊急速報というやつだ。 おれはどうしたか。すぐに設定をオフにした。なにか、眠くて眠くて、身体も金縛りのように動かない。自分のアパートが避難対象地区かどうかも確かめなかった。 その後が辛かった。雨風の音が強い。そして、安アパートがミシミシと揺れる。地震のように揺れる。ろくに眠れたもんじゃない。かといって、午前4時に起きることもできない。気づくとまた眠っていた。 朝はいつもどおりに起きる。ニュースを見る。JRなどは予定通りに止まっているようだった。 部屋に入れておいた自転車を出して出社、しようとすると声をかけられる。上の

    2019年9月8日〜9日 台風15号覚え書き - 関内関外日記
  • 映画のもっとも美しい瞬間の一つ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観る - 関内関外日記

    www.onceinhollywood.jp シャロン・テートが映画館に自分の作品を観に行くシーンがある。あまり大きな劇場ではない。客も満員というわけでもない。それでも、シャロンは幸せそうにスクリーンを観る。自分のコミカルな演技で、客が笑う。シャロンも笑う。アクションシーンでは、思わず手で特訓のポーズをする。拍手が起こる。シャロンは大喜びだ。 おれは「なんて素晴らしいシーンなんだろう」と思った。これは映画の美しい瞬間に違いないと思った。映画にまつわるすべての事柄のなかで、もっとも美しいシーンだと思った。シャロン・テートをそこに連れて行ったクエンティン・タランティーノは、なんて映画が好きで、いいやつなんだろう、と思った。おれは泣きそうになった。 というわけで、タランティーノの最新作、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観た。ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオが主役として

    映画のもっとも美しい瞬間の一つ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観る - 関内関外日記
  • 1