江戸時代の日本では,長さの単位に尺,質量の単位に貫を基本の単位とした単位系「尺貫法」が使われていました。 明治時代,1885年に国際的な単位の統一を目的としたメートル条約に加盟し,1891年に度量衡法が公布されたのを機に,メートル法(長さの単位にメートル $\text{m}$,質量の単位にキログラム $\text{kg}$ を基準とした単位系)が普及していきました。 1951年の計量法によって,尺貫法を取引や証明に使うことが禁止されましたが,いくつかの単位は今も身のまわりで目にすることがあります。