香港に本拠を置く「Insilico Medicine」は9月2日、独自開発したディープラーニングシステムを用いて、人間の肺などの臓器に発生する線維症の治療薬開発が可能であると発表した。 「GENTRL(generative tensorial reinforcement learning)」と呼ばれるこのシステムは、わずか21日間で6種類の治療薬を特定し、そのうちの1つについてはマウスを使った実験で有望な結果が得られたという。この研究は、「Nature Biotechnology」で発表され、モデルのコードはGithubで公開されている。 「我々は、AI戦略とAIイマジネーションを組み合わせた」とInsilicoのCEO、Alex Zhavoronkovは語った。 Zhavoronkovは、2014年にInsilicoを創業した。彼はコンピュータサイエンスを学び、ATIに勤務した経歴を持つ