韓国の原子力発電所などを運営する企業「韓国水力原子力」から、原発の設計図とみられる内部資料や職員の個人情報が大量に流出したことが分かりました。 韓国水力原子力によりますと、17日に職員1万人余りの個人情報が流出し、18日は原発の運転用図面や職員教育用の資料などがインターネット上のブログサイトに公開されたということです。このブログの運営者は「原発反対グループ」と名乗り、「最初の攻撃はいくつかのハードディスクの破壊で終わったが、次は制御システムを破壊する」などと、さらなるサイバー攻撃を予告しています。一方、韓国水力原子力は「サイバー攻撃の痕跡は現時点で把握できていない」と明らかにしていて、職員が資料を持ち出した可能性も含めて調査をしています。