<①の続き> 『文藝春秋』の対談の中では、喫煙の危険性の根拠について疑問が述べられているのですから、1、2、4の質問については、まず日本禁煙学会が、自らの主張(肺ガンの主な原因が喫煙である、受動喫煙に害がある)の根拠を明らかにするべきだと思うんですが…。 自らの正当性が大前提となっているためか、その根拠を示そうとすらしていません。 こういう姿勢は、『文藝春秋』の対談記事の中に出てくる、山崎氏が旧厚生省の「二十一世紀のたばこ対策検討会」の審議委員になった際の体験談とも重なります。 >会議冒頭に旧厚生省保健医療局長が、たばこの害悪は自明の事実であり、この検討会では二十一世紀に向けて禁煙を推進する具体策を諮問すると宣言した。私は審議会の参加経験は多少ありましたが、こんな風に議論の前提と結論がすでに予定されている会議は初めてでした。 しかも驚いたのは、反喫の根拠になっているという原資料の開示を請求