以下の文章は、「POCO21」1月号(首都圏コープ事業連合発行)に掲載されているものです。 インタビューを終えて、私が感じたことは三つあります。三砂ちづるさんは、第一に、現代社会で抑圧されている女性の身体性を回復されようとしていること。第二に、日本の出産環境の改革を提言されていること(ここは極めて重要です)。第三に、エロス的な(すなわち身体的な)関係を社会のなかで循環させようとしていること、です。三砂さんは『オニババ化する女たち』(光文社新書)で、単にセックスをすればいいとおっしゃっているわけではありません。そのように短絡的に読む傾向が多いように感じます。三砂さんは、今日の日本社会において、赤ちゃんの発するエロス的なオーラさえ感じ取れなくなっている人がいるとおっしゃっていました。赤ちゃんや子どもたちが疎んじられている社会が、私たちの前にあるということです。ブラジルでは、赤ちゃんはみんなに触
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