大手牛丼チェーンの「吉野家」は、消費税率引き上げに伴う増税分の転嫁と、原材料費の上昇などを理由に、主力商品の牛丼の並盛りを来月から税込み300円に値上げすることを発表し、大手3社の価格の横並びが崩れることになります。 発表によりますと、吉野家は来月から一部商品を値上げし、このうち主力商品の牛丼の並盛りは20円値上げして税込み300円とします。 理由について会社は、消費税率の引き上げに伴う増税分の転嫁と、円安などによって原材料の輸入牛肉などの調達価格が上昇しているためだとしています。 吉野家のほか、「ゼンショー」が展開する「すき家」と「松屋フーズ」の大手牛丼チェーン3社は、牛丼の並盛りをいずれも税込み280円で販売していますが、このうち「すき家」は4月から10円の値下げを打ち出していて、3社の価格の横並びが崩れることになります。 ファストフード業界では、原材料費の上昇などで今後、価格の据え置