【NET&COM2007】現場力向上のカギは“見える化”に,そこから“つなぐ化”と“粘る化”につなげる 「戦略や技術で差別化することは難しい時代になった。差別化のポイントはむしろ,業務オペレーションを担当する現場の力(=現場力)にある。現場力を向上させるために,問題や予兆を否応なく見えるようにする“見える化=見せる化”に取り組んでほしい。だが,見える化は手段であって目的ではない。見える化した後が正念場だ」――。ローランド・ベルガー会長で早稲田大学ビジネススクール 経営専門職大学院 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 教授の遠藤功氏は2月9日,「NET&COM2007」の基調講演で満員の聴衆に訴えた。 遠藤氏は,300社以上のコンサルティング経験から,組織の現場力には大きな格差があると指摘する。「日本では現場が軽視されがちだが,実は現場にこそ企業の競争力が埋め込まれている。企業が直面している
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