マッチングアプリやSNSの普及によって、男女の出会いは多様化している。そのなかでも “愛人マッチングサービス”を提供する「会員制交際クラブ」が、密かに活況を迎えている。 なんでも、憧れの職業のひとつキャビン・アテンダント(以下、CA)の女性会員が急増し、人気を博しているという。その背景には、やはり“新型コロナ”が関わっていた。(取材・文=真島加代/清談社) ◆◆◆ 外資系航空会社でCAとして働く尾形麻衣さん(仮名・30歳)。彼女は2020年の夏に、国内最大手の交際クラブに登録して活動している女性会員だ。登録のきっかけは、新型コロナの流行によって国際線のフライトが激減したことだという。 「3月くらいからぱったりとフライトがなくなり、まったく仕事がないまま時間だけが過ぎていきました。夏になっても業務が再開される気配がなかったので、とても焦りましたね。今は志願したCAのみが搭乗する“フリーフライ