結婚した時、妻も私もペーパードライバーだった。 2人とも、免許を取得してから、ほとんど車に乗ったことがなかった。 妻は、まだ東京に住んでいた頃に、教習所に通ったらしい。 私は、結婚する前年に苦労して免許を取ったが、車の運転が自分に向いてないことを自覚していて、あまり車に乗る気は無くなっていた。 その頃は、まだオートマ限定なんてなかった時代なので、もちろんマニュアル車だけである。 みんな、苦労してマニュアル車を運転していた。 今考えても、半クラッチなどという人間わざとは思えないような職人的な操作をやっていた。 坂道発進などは、最悪だった記憶がある。 あの頃に、オートマ限定があったら、もっと楽に教習を終わらせることができただろう。 オートマ限定免許ができたのは、1991年なのだそうだ。 長男は、1985年に生まれたのだが、通院などどうしても必要な時はタクシーに乗っていた。 ある時に、知人が車を