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2013年1月22日のブックマーク (2件)

  • 羅生門―ポスドク編|Colorless Green Ideas

    衰微した平安朝の下人の話ならぬ、衰微した平成朝の下人、もといポスドクの話。校門に捨てられたポスドクが、薄汚れた研究室で見たものとは? 文1 ある日の暮方の事である。一人のポスドクが、大学の校門の下で雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々塗装の剥げた、大きな鉄柱に、蟋蟀が一匹とまっている。校門が、キャンパスの入口にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする学部生や大学職員が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。 何故かと云うと、この十数年、学術界には、大学院重点化とか学力低下とか国大法人化とか事業仕分けとか云う災がつづいて起った。そこでキャンパス内のさびれ方は一通りではない。旧記によると、博士論文や貴重書籍を打砕いて、そのハードカバーがついたり、箔押の金文字がついたりしたものを、路ばたにつみ重ねて、キムワイプの代わりに売

    siriusjack
    siriusjack 2013/01/22
    羅生門 + ポスドク = 地獄絵図【現代復刻版】
  • 専門外の人でも『遺伝統計学の基礎』を読むべき理由|Colorless Green Ideas

    遺伝研究者だけでなく、統計を使う必要がある人ならば読むに値する。やさしくはないが、様々な統計手法が分かりやすく書かれている。また、概念でなく、目的や意義をベースに説明しているという特徴がある。 はじめに 今日は、以下の遺伝統計学に関するを紹介したい。タイトルに「遺伝統計学」と書かれているが、遺伝と関係のない分野の人にとっても、統計を学ぶ際に有用なであると思う。 山田亮 (2010). 『遺伝統計学の基礎―Rによる遺伝因子解析・遺伝子機能解析』 東京:オーム社. このは、タイトルにあるように、遺伝に関わる現象を数理的・統計的に扱う手法について書かれている。このため、出てくる事例は遺伝に関するものが多いが、こので扱われている数理的・統計的手法は他の分野に通用する。 また、説明も非常に分かりやすく、かなり読みやすい教科書である。遺伝の研究者であるかどうかに関わらず、統計を使う必要がある分