CDを大きく超える音質の新規格「ハイレゾリューション音源」が注目を集めている。10日までドイツ・ベルリンで開かれている世界最大級の家電見本市、IFA2014にパナソニックやソニーがハイレゾ対応のオーディオ機器を出展。インターネットで音楽を携帯プレーヤーにダウンロードする時代に、音質にこだわる音楽ファンに訴える。 パナソニックは、4年ぶりに新製品2機種を発売するオーディオ機器の超高級ブランド「テクニクス」でハイレゾ対応をアピールする。開発を指揮した小川理子理事は「音楽に触れる機会は増えている。デジタルオーディオ時代に、長年培ってきた高音質技術を対応させれば、再び需要の余地はあると考えた」と振り返る。 電子情報技術産業協会(JEITA)によると、オーディオ機器の国内出荷額はピークだった昭和60年代に年間6千億円を超えていた。しかし音楽をネットでダウンロードする楽しみ方が普及するのにつれて市場は
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