幻日 左側の光が太陽。中央の樹木の右上に小さく虹色に見えるのが幻日 アメリカ合衆国ノースダコタ州ファーゴで観察された幻日 幻日 (げんじつ、英語: sun dog[1][2]/mock sun[1]/parhelion[1][3]) とは、太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象のことである。 なお、月に対して同じような光が見える場合もあり、この場合は幻月 (げんげつ、英: moon dog[4]/mock moon[5][4]/paraselene[5][4]) と呼ばれる。 原理[編集] 通常、幻日は太陽から約22度離れた太陽と同じ高度の位置に見える。雲の中に六角板状の氷晶があり、風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のため地面に対してほぼ水平に浮かぶ。この氷晶の1つの側面から太陽光が入射し、1つ側面を挟んだ別の側面から出る場合、この2つの面は60度の角を成し