仕事やプライベートの時間をやりくりするために、真っ先に削ってしまうのが「睡眠」ではないだろうか。また、年齢とともに、眠りが浅くなったり、目覚めが悪くなったりする人も多いに違いない。もう眠りで悩まないための、ぐっすり睡眠術をお届けしよう。 必要な睡眠時間は人によって異なるが、統計的には「7時間がベスト」とされている。米国で63万6095人の女性と48万841人の男性、合わせて110万人以上に平均睡眠時間を聞き、6年後の死亡率を調べた。最も死亡率が低かったのは6.5~7.4時間と答えた人たちだった(Arch Gen Psychiatry. 2002 Feb;59(2):131-6)。 しかし、日本のビジネスパーソンにとって「毎日7時間眠る」のは意外と難しい。睡眠不足はツライもの。計算力や判断力が落ちることが確認されており、仕事の効率だって悪くなるのは間違いない。