英フィナンシャル・タイムズ、英BBCや米CNN、フランスのル・モンドのほか、世界のアート誌が、「今もっとも面白いアート集団」として注目する。その評価と扱いは、日本のそれをはるかに凌ぐ。なぜ、彼らの作品は海外でこれほどにウケるのか。その秘密を、ロンドンを訪れたチームラボ代表の猪子寿之氏に聞いた。 猪子寿之(いのこ・としゆき)氏 チームラボ代表 1977年生まれ、徳島市出身。2001年東京大学計数工学科卒業時にチームラボ設立。チームラボは、様々な分野のスペシャリストで構成する「ウルトラテクノロジスト」集団。特定の事業は定めず、技術、科学、アートなどの垣根を越えた創造活動を生業としている。 ロンドンで開催中の個展のタイトルは、「teamLab: Transcending Boundaries」です。境界を超越することをテーマに据えた狙いを教えてください。 猪子:従来、作品というのは境界があるよね