京都・祇園で軽ワゴン車の暴走により7人が死亡した事故で、車を運転していた藤崎晋吾容疑者(30)は、突然意識を失うてんかんの治療を受けていた。京都府警は事故当時の藤崎容疑者の体調などを調べているが、昨年4月、栃木県で小学生6人が死亡した事故も運転手はてんかん患者。遺族には法改正を求める動きもあるが、病気の差別につながらないための配慮が欠かせないだけに、対応は難しい。 今回の事故で車を運転していた藤崎容疑者が死亡せずに逮捕、起訴されていた場合、どのような罪に問われていたのか。 参考になるのは栃木県鹿沼市のケース。元運転手、柴田将人受刑者(27)が持病のてんかんを隠し、免許を取得して運転していた。宇都宮地検は危険運転致死傷罪(最高懲役20年)の適用を見送り、自動車運転過失致死罪(同7年)で起訴。宇都宮地裁は懲役7年の判決を言い渡し、刑が確定している。 鹿沼の事故の遺族らは9日、てんかんの持