【今日の名言】アンネ・フランク(ナチスの迫害の犠牲になったユダヤ人少女、1929~1945) 戦争の責任は、偉い人たちや政治家、資本家にだけにあるのではありません。名もない一般の人たちにもあるのです。 迫害を逃れて家族や何人かのユダヤ人たちと隠れ家に暮らしたとき、日記に書いた言葉。こういう認識に中学生くらいの少女が達している。大きな苦しみの圧力がそんな思索を生んだのでしょうか。 *** 上記の言葉を含む1944年5月3日の日記で、アンネはこのように問いかけています。長くなりますが、引用します。 “《隠れ家》のわたしたちは、しばしば絶望的にこう自問します。「……いったい全体、戦争がなにになるのだろう。なぜ人間は、おたがい仲よく暮らせないのだろう。なんのためにこれだけの破壊がつづけられるのだろう」” “そもそもなぜ人間は、ますます大きな飛行機、ますます大型の爆弾をいっぽうでつくりだしておきなが