河村たかし名古屋市長が主導し、昨年行われた同市議会の解散請求(リコール)で収集された署名簿がインターネット上に流出していることが7日、わかった。 署名簿は圧縮処理の上、ファイル転送サイト上に掲載されて閲覧可能となっており、市長や、署名を集めた「ネットワーク河村市長」の責任が問われそうだ。 問題の署名簿は、名古屋市北区で収集されたものと見られ、市長率いる「減税日本」の所属市議のホームページに匿名で書き込まれたアドレスから転送サイトに接続されている。各区選挙管理委員会に提出される前に、スキャナーでパソコンに取り込み、電子データ化されたものとみられる。 流出について河村市長は7日夕、「情報管理には気を付けるよう指示していたが、申し訳ない」と陳謝。請求代表者に対し、各区の責任者らからの聞き取り調査などをするよう指示したことを明らかにした。 また、請求代表者の一人で、ネットワーク河村市長の平野一夫広