大学2年から3年の冬まで、毎日欠かさずパチンコ屋に通った。 雨の日も風の日も、うだるような暑い夏の日も、凍えるような寒い冬の日も。 毎日毎日、朝9時に並び、夜の22時30分には下見に行った。 毎朝9時から11時までスロットを打ち、平均すると月に15万程度は稼いでいた。 当時のスロットは、「4号機」と言われる世代で、これは仕様を勉強すれば勝てる仕組みになっていた。 スロットというのは、メダル3枚と引き換えにレールを回すのだけれど、「当たるかどうか」は機械の中で、確率に従って決められている。 グルグル回ってるレールをすごく目のいい人が止めたとしても、「7」を揃えられるわけではない。 それで、4号機の時代は、大当たり(=メダルがじゃらじゃら出るもの)から、「0回転目~100回転目は当たる確率が上がる」とか、 1280回転するまでには必ず当たる(=天井)というのが仕様として決められていて、これを知