「刺しゅう屋p-Co」という名前、どうやって読めばいいのか、 よくわからなかったので、「ぺこ、ですか?」と聞くと、 「ぴいこ、です」と正された。 「刺しゅう屋p-Co」は、 神野文彦さんが営む刺しゅう屋さん。 オリジナルの刺しゅうの制作・販売のほか、 この写真を刺しゅうにしてほしいといった依頼などを受けている。 南区の仕事場には、刺しゅうの機械が2台置いてある。 1台が8色、もう1台が15色に対応している。 神野文彦さんは、高校生の時にSLEという難病が見つかり、 まわりの同級生が進学、就職していくなかで、 何もできないという状況になってしまった。 会社に勤めることが難しいため、 絵を描くことが好きだった神野さんは、絵本作家をめざす。 とにかく、絵本作家になることを夢見て、 文彦さんはどうしたかというと、 名古屋の絵本専門の本屋・メルヘンハウスに通って、 たくさんの絵本を読んで勉強しようと