大阪のゲームソフト会社のカプコンがサイバー攻撃を受けた問題で、攻撃に使われたとみられるマルウェア=悪意を持ったプログラムを専門家が解析したところ、社内のあらゆるファイルを徹底的に暗号化し、身代金を支払わないとファイルを公開すると脅す、悪質なサイバー攻撃であることが分かりました。 カプコンでは2日に不正アクセスを受け、社内の一部のシステムの稼働を止めるなど影響が出ています。 この攻撃に関係したとみられるマルウェアを情報セキュリティー会社の「三井物産セキュアディレクション」が解析しました。 その結果、このマルウェアは感染するとデータを暗号化して元に戻すために金銭を要求する「ランサムウェア」と呼ばれるものでした。 攻撃の際には、出来るだけ多くのファイルを確実に暗号化するため、データベースやメールソフトなど社内のサーバーで動いているプログラムを強制的に終了させて暗号化を始める悪質な機能を持っていま