現在、米ロサンゼルスにて開催されているフォトグラファー、デヴィッド・ローズの写真展「Unseen Springsteen」。この個展から、80年代・90年代のブルース・スプリングスティーンのプレイベート・ポートレイトを抜粋し紹介する。ファンダー越しに見た“ボス”の人生をローリングストーン誌に語ってくれた。 それは1992年に始まった。デヴィッド・ローズはブルース・スプリングスティーン自身が選んだフォトグラファーで、二人はその後10年間を共にした。米ロック界のスーパースターにとって、この10年間は過渡期であり、実験の時代であり、再結成の時期であった。初期のアルバムを数枚リリース後、E・ストリート・バンド抜きでツアーを行った頃で、プライベートではロサンゼルスとニュージャージーの自宅で家族を作っていた。当時のローズはツアー中も、スタジオでも、スプリングスティーンの自宅でも、最もリラックスしている