SVBショックにクレディ・スイスショックで市場に激震! 金融危機に発展する可能性は? SVB(米シリコンバレー銀行)ショックやらクレディ・スイスショックやら、先週金曜(3月10日)以降、市場に激震が走った。 株式市場は大きく調整し、為替市場においては円が買われ、ひと昔のようなリスクオフ相場の再来と「錯覚」するほど、市場センチメントが急速に悪化した。 (出所:TradingView) もっとも、昨晩(3月16日)の米株市場の切り返しで、いくぶん緩和されているが、なお油断できない情勢だ。 シリコンバレー銀行に関しては、規模はそれなりに大きかったが、ベンチャー企業ご用達の銀行であっただけに、一般人にはその名を知られていない。その上、同行の破綻は、確かに米金利急上昇を背景とした出来事であったが、報道された事実を見る限り、かなり特殊なケースだと思われる。 言ってみれば、同行の経営陣が無能であった上