カワイイ女の子の服をビリッと破り取ったような写真をアートとして表現したグラビア写真集「妄撮」(講談社)が話題を集め、シリーズ2作で計10万部のヒットとなっている。人気アイドルや女優が銀行員やガソリンスタンドのヤンキー店員にふんして…。女の子についての妄想をいろいろとかき立てる、一風変わった趣向がウケているようだ。 「妄撮」の生みの親は、宮崎県生まれで東京都在住のフォトグラファー、Tommyさん(40)。20代の終わりに渡米し、米国の高級ファッション誌のカメラマンとして活躍していたある日、目にした雑誌のページの一部が破れ、下のページが見えていたことから、新しいアイデアがひらめいたという。 「洋服姿の写真の一部を破り、その下に下着が見えるようにすれば、写真全体の中で下着が引き立ち、おしゃれに見えることが分かった」 3年前に帰国し、CDジャケットやファッション誌などで被写体を追ううち、講談社新企