3月前半に対馬で観察できた植物のご紹介。 ナノハナ(菜の花) アブラナ科 見ても食べても春の訪れを感じられる。 春の風物詩の一つ。 先月は一生懸命、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」を見ましたが、その中に出てきていた夏目漱石はこのナノハナが好きだったそう。「草枕(くさまくら)」や「虞美人草(ぐびじんそう)」という作品の中の大切な場面に登場したり、俳句も十数残している。 ビタミンカラーを見てると元気が出てきます。 ジンチョウゲ(沈丁花) ジンチョウゲ科 芳香は春の花で一番。 沈香(ジンコウ)と丁子(チョウジ)の香りを併せ持つと「沈丁花」と名付けられた。 原産国の中国から日本への渡来は室町時代。クチナシとキンモクセイと並んで三代香木の一つ。 写真のジンチョウゲはもう終わりかけになっていましたが、周りに何本も植えられていて、まだまだ甘い香りが漂っていました。とってもいい香り。こんもり丸い形は剪定され