巣籠もり生活に欠かせないフードデリバリー。そのビジネスモデルを日本に定着させたのは、「出前館」創業者、花蜜幸伸(はなみつこうしん)氏だった。週刊新潮2020年5月28日号「MONEY」欄に続けて、浮き沈みの激しい花蜜氏の半生を辿る。 *** 出前館を1999年に創業した花蜜氏は一旦、経営の一線から退き、13年に特別顧問として復帰。社内での発言権を強めるため、出前館の運営会社「夢の街創造委員会」の株式を市場で買い集めたのだが、持ち株比率が増すと意図的に株価を押し下げる圧力がかかった。 花蜜氏は、保有する現物株をキャッシュに換え、知人らから10億円も借り入れて、総額30億円で250万株を「信用買い」で取得する。しかしその時点で買い支え費用に窮し、米国系ファンド「ハドソン・ベイ・キャピタル・マネジメント」に20万株を売却せざるを得なくなった。 さらに、ハドソン・ベイから裏工作を仕掛けられ、契約を
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