<巨人4-3広島>◇3日◇東京ドーム 巨人4年目の笠原将生(しょうき)投手(21)が、プロ初先発した。9連戦の谷間で巡ってきた晴れ舞台。父・栄一さん(45)もロッテ、ダイエーで22試合に登板した投手だ。親子での1軍公式戦先発は、長い球史でも初めてのことだった。3回に3点の援護をもらったが、直後の4回に3失点し降板。金星を逃し「点を取っていただいて、少し気持ちが抜けてしまったのかも。そこが課題です」。貴重な経験を糧にファームで再び調整する。 若武者らしく腕を思いっきり振ったが、4回は広島の名球会コンビにつかまった。1死一、二塁から代打石井に四球。「小学時代、テレビで見ていた方。勝負したかった」と悔いる間もなく、続けて告げられた代打は前田智だった。初球。「シュートが甘く入って、得意なところに」と、真ん中低めを2点適時二塁打された。「2回からは自分の投球が出来た。東京ドームは日本一のマウンドです