全国で100歳以上の高齢者が所在不明になっている問題で、神戸市は10日、住民基本台帳上の市内の100歳以上計847人(7月末現在)のうち、これまでに市内で住民登録上の住所地に住んでいない高齢者が105人に上ると発表した。 国内最高齢を上回る同市東灘区の125歳の女性も含まれ、厚生労働省にも報告していなかった。市は同日から、介護保険などの利用状況がない22人を含む計127人について現地調査を開始する。 市高齢福祉課などによると、105人は、100歳などを迎えた高齢者に祝い金を手渡すため、住民基本台帳を基に、過去に民生委員や区職員が訪問したが、所在がわからなかった。 市はこれまで、市内最高齢者と各区最高齢者については、市長や区長が敬老祝い金を手渡しており、所在不明はないとしていたが、実際の訪問は所在確認できる人だけを対象にしていた。 125歳の女性は住民基本台帳上は東灘区在住で単身世帯となって