極めて厳しい漁が予想されることしのサンマ漁で、主力の棒受け網漁で初水揚げされたサンマの競りが北海道東部の厚岸町で行われ、高いもので1キロ・1万1000円と去年の5倍ほどの高値で取り引きされました。 厚岸漁協の卸売市場では、23日から24日朝にかけて厚岸港に初水揚げされた主力の棒受け網漁によるサンマおよそ900キロが競りにかけられました。 競りは午前8時半すぎから始まり、最も高いもので1キロ当たり1万1000円と、去年の初水揚げに比べておよそ5倍の高値で取り引きされました。(去年2330円)。 最高値のサンマを購入した厚岸町の水産加工業者の担当者は、「例年と比べて身が細いが、これだけ取れなければ高値で買わざるをえない。首都圏などからの需要は変わらず高いため、価格が高い状況は続くのではないか」と話していました。 このあと、厚岸漁協の直売所では早速サンマが店頭に並び、高いもので1匹1200円ほど