島根県津和野町枕瀬の町立日原天文台から見る夜空が、環境省主催の全国星空継続観察で、「日本で2番目に暗い」と認定され、このほど通知された。 星の輝きが際立ち、天体観測に適した場所としてのお墨付きといえ、「光害」や大気汚染の影響が少ない証し。関係者は「この『暗さ』は町の誇り」と喜んでいる。 全国星空継続観察は、大気環境の保全を啓発するため1988年から夏、冬の年2回実施。市民や学校に協力を呼びかけ、指定の星座付近の目視観察と写真撮影をしてもらい、星が写っていない闇の部分を比べて、どの地点の夜空がより暗いかを順位づけている。 日原天文台からの夜空が全国2位になった調査は、昨年7月24日~8月6日に実施。全国379か所から観察結果と写真が寄せられた。最も暗いのは波照間島(沖縄県竹富町)で24・5等。同天文台は福井県自然保護センター(大野市)と並ぶ24・4等級だった。 津和野町枕瀬周辺は、旧日原町時