◇「専門的だが身近」関心高く 人生の3分の1を人は寝て過ごす。不眠症などの悩みは深く、生理学的な研究は進むが、知られていないことも多い。睡眠を文化や生活習慣と関連づけて考える新たな学問「睡眠文化研究」が生まれ、関心を集めている。【柴田真理子】 金曜日の夕方の立教大学(東京都)キャンパス。全学共通カリキュラムで今年度から始まった「睡眠の文化を考える」で、豊田由貴夫教授(文化人類学)が各国の「眠り」についてのスライドを見せた。ハンモックで寝る南米、裸で毛皮をまとうイヌイット、床にござを敷くパプアニューギニア……。豊田教授は「例えば食の分野では、以前は生理学や栄養学の研究が多かったが、今は地域的な違いや習慣を考える食文化研究がある。睡眠も文化としてとらえていきたい」と語る。 「子どもの眠り」をテーマにした講義では、同大コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科の石渡貴之博士が講師を務めた。石渡博
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