JR北海道が、全路線の半分にあたる13の区間を「単独では維持が難しい」と発表して、4か月。 路線の見直しを巡る地域との協議はほとんど進まず、こう着状態が続いています。 JRは、地域の理解を得ようと、新たな部署を設けて交渉に当たっています。 JR北海道は去年、「地域交通改革部」を新設し、鉄道を廃止してバスに転換したいとしている区間の地域との折衝に、優先的に取り組んでいます。 部長に起用されたのは、長くバス事業に携わってきた幹部。 鉄道からバスに転換して成功した事例を沿線自治体に示すことで、協議の席についてもらいたいと考えています。 3年前に廃止された江差線では、学校や病院の目の前にバス停を新たに設置し利便性を高めたことで、利用客は鉄道のときと比べ、2倍以上に増えたと言います。 高見大介地域交通改革部長は「目的地の近くまでお客様に利用していただける交通手段を整備することの方が、地域の皆様にとっ