仮想空間の創始者が提言 セカンドライフに生きる Vol.3 「VRの進化によって人間はサイバー空間のみで生きるようになり、現実は過去の遺物となる」 セカンドライフの生みの親フィリップ・ローズデール。自身のアバター「フィリップ・リンデン」とともに。2006年撮影 Photo: John Lee / Chicago Tribune / MCT / Getty Images インターネット上の仮想空間「セカンドライフ」はどのようにして生まれたのか? 連載第3回目では、創始者であるフィリップ・ローズデールにその誕生秘話を尋ねる。 ユーザーたちの多くはセカンドライフを「ユートピア」だと礼賛するが、筆者は決して現実を越えられない虚構の世界に限界を感じるようになる。その一方で、開発者たちはVRとの融合によりセカンドライフ的な世界の価値を復活させようとしていた。 空想の世界にのめり込むことに抵抗を感じる筆