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ブックマーク / www.naro.go.jp (18)

  • 病害抵抗性作物創製の新技術の開発 | プレスリリース・広報

    ポイント 病原体の攻撃を認識し、防御応答に関与する植物の異なる2つの蛋白質を導入して複数の病害に抵抗性の作物を開発 2つの蛋白質の同時導入で複数の植物種に抵抗性を付与 病害抵抗性作物の開発に新たな知見を提供 環境にやさしい病害防除剤の開発へ貢献 概要 岡山県農林水産総合センター生物科学研究所(永井一哉所長)の鳴坂義弘専門研究員、鳴坂真理流動研究員は、2つの遺伝子を同時に植物に導入することで植物が正常に生育し、かつ複数の病原体に対する病害抵抗性植物の開発に成功しました。これは、理研植物科学研究センター(篠崎一雄センター長)植物免疫研究グループの白須賢グループディレクター、京都府立大学(渡辺信一郎学長)生命環境科学研究科の久保康之教授、農研機構野菜茶業研究所(小島昭夫所長)の畠山勝徳主任研究員、玉川大学(小原芳明学長)農学部の今村順教授、筑波大学(山田信博学長)生命環境系の江面浩教授、農業生物

  • ナガイモの種イモ高速切断技術の開発に道筋 | プレスリリース・広報

    ポイント 多大な労力と熟練を要する種イモ切断作業を自動化 簡易センサと形状認識による瞬時のデータ処理と同時切断で無駄のない種イモ切断 慣行作業の2倍以上の2~2.5トン/日の作業能率で省力化を達成 概要 農研機構 生研センターでは、北海道や青森県などで収益性の高い輪作作物であるナガイモにおいて、労働時間の多くを占める種イモ生産のうち、家族労働に加えて雇用労働を使い、さらに熟練を要する種イモ切断作業について、機械化を通じた作業人員の大幅な削減による低コスト生産を目指しています。 この度、長尺物であるナガイモを自動切断して播種用の種イモを省力的に生産する装置の試作機を開発しました。試作機は、簡易センサと形状推定モデルを用いて、残片が出ないよう最適サイズに切り分ける位置を自動で決定し、1まるごとを複数切片に同時切断します。 技術の実用化によって、雇用労働に依存していた種イモ生産を省力化でき、

  • ウンシュウミカンに多いβ-クリプトキサンチン血中濃度が高い閉経女性は骨粗しょう症になりにくいことが明らかに | プレスリリース・広報

    プレスリリース ウンシュウミカンに多いβ-クリプトキサンチン血中濃度が高い閉経女性は骨粗しょう症になりにくいことが明らかに - 浜松市(三ヶ日町)における栄養疫学調査から - ポイント ウンシュウミカンに特徴的に多いカロテノイド色素1)であるβ(ベータ)-クリプトキサンチンの血中濃度が高い閉経女性は、低い人に比べて骨粗しょう症の発症率が有意に低いことが判明しました。 ウンシュウミカンの摂取が閉経女性の健康な骨の維持・形成に有用である可能性が見出されました。 概要 農研機構 果樹研究所は、平成15年度から浜松医科大学健康社会医学講座、浜松市(旧三ヶ日町(みっかびちょう))と合同で栄養疫学調査(「三ヶ日町研究」2))を実施していますが、平成17年度より新たに骨密度を調査項目に加え、ウンシュウミカンなどの果物や野菜に含まれるカロテノイド類と骨密度との関連を経時的に調査しています。 457名を対象

  • カラス被害対策マニュアル・パンフ公開 | プレスリリース・広報

    プレスリリース カラス被害対策マニュアル・パンフ公開 - 果樹のカラス対策「くぐれんテグス君」設置マニュアル公開・パンフレット配布のお知らせ - ポイント 果樹のカラス被害を防げる新技術のマニュアルをHPで公開します。 技術の概要がわかるパンフレット3万5千部を無償で配布します。 概要 農研機構 中央農業総合研究センターは、徳島県と共同でナシなどの果樹に対するカラスの被害を防ぐ新技術「テグス1)と防鳥網の組み合わせで果樹園へのカラス侵入を抑える「くぐれんテグス君」」を開発し、このたび普及成果情報として公開しました。(図-1) 「くぐれんテグス君」は、弾性ポールを用いてテグスを1m間隔で果樹園の天井部に張り、テグスと果樹園外周の空間を防鳥網でふさぐことにより、カラスの侵入を効果的に抑えることができます。設置費用は従来の固定型防鳥網の1/10以下です。 この技術の現場への普及を図るため、設置方

  • 世界初、砂糖の生産性を飛躍的に高めるバイオエタノール生産技術を開発! | プレスリリース・広報

    プレスリリース 世界初、砂糖の生産性を飛躍的に高めるバイオエタノール生産技術を開発! - 砂糖収量の大幅増が可能となる「逆転生産プロセス」を実証 - アサヒグループホールディングス株式会社(社 東京、社長 泉谷直木)の豊かさ創造研究所※1と農研機構 九州沖縄農業研究センター※2(所在地 熊、所長 寺田文典)は、砂糖とエタノールの生産順序が従来と逆である「逆転生産プロセス」を世界で初めて開発しました。この「逆転生産プロセス」を用いると、バイオエタノール生産による料とエネルギーの同時増産、さらには、需要等に応じてそれらの生産量・比率を調節することが可能となります。今後「逆転生産プロセス」の技術的な検証を実施し、2015年を目処に国内外での実用化を視野に入れ、技術を高めていくことを検討します。 研究の概要 「逆転生産プロセス」では、砂糖生産の阻害物質である還元糖のみを選択的にエタノールに変

  • 農作業の無人化を可能にするロボット(トラクタ、田植機、コンバイン)の実演発表会を開催 | プレスリリース・広報

    ポイント 稲麦大豆作の土地利用型作物を対象にしたトラクタ、田植機、コンバイン等を無人化した農作業ロボットによる、 耕耘、施肥播種、田植え、収穫等の自動作業の実演を行います。 農作業ロボットを支える通信制御技術、航法センサ、安全センサ、監視システム等の実演も併せて行います。 概要 農研機構 中央農業総合研究センターでは、農作業の軽労化、自動化の技術開発にに取り組んできました。 この度、農林水産省委託プロジェクトの中間成果実演発表会を下記の通り開催し、コンソーシアム(中核機関:北海道大学)で開発した各種の農作業ロボットおよび関連技術をご紹介します。 ついては、研究成果実演発表会を幅広くご案内いただくとともに、当日、ご参加のうえ、紙面、番組等でご紹介いただければ幸いです。 開催日時 平成24年10月25日(木曜日) 13時15分~16時00分 開催場所 農研機構 中央農業総合研究センターB地区

  • 登熟期の高温による米の品質低下の仕組みを遺伝子レベルで解明 | プレスリリース・広報

    独立行政法人 農業・品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 国立大学法人 新潟大学 独立行政法人 理化学研究所 ポイント 登熟期の高温で発生し、米の品質を損なう乳白粒は、デンプン分解酵素α-アミラーゼが高温条件下で活性化されることで生じることを明らかにしました。 α-アミラーゼを抑制することで、高温での乳白粒の発生を低減することができます。 猛暑でも米の品質が低下しにくい高温登熟耐性品種の開発が期待されます。 概要 研究は、(独)農研機構 中央農業総合研究センターが、新潟大学および(独)理化学研究所と共同で行いました。 近年の温暖化によって、我が国の水稲生産において高温登熟障害が問題となっています。高温登熟障害とは、日のイネが登熟期に高温に遭遇すると、白米部分が白く濁ってみえる乳白粒が多く発生する障害です。乳白粒が多く含まれる玄米は、検査等級が低下して価格が下落するため、そ

  • 牛の体外受精卵の生産率や凍結保存後の生存率を大きく改善 | プレスリリース・広報

    独立行政法人 農業・品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 国立大学法人 東京大学大学院農学研究科 秋田県畜産試験場 ポイント 健康品に使われるL-カルニチン1)を培養液に添加することで、牛の体外受精卵2)の生産率や凍結保存後の生存率を大きく改善する技術を開発しました。 L-カルニチンは、凍結した受精卵の生存率を下げる原因である受精卵内脂肪を減少させます。 技術は、安価で効果が高いことから、牛の受精卵の体外生産や凍結の現場における普及が期待されます。 概要 農研機構 畜産草地研究所と東京大学大学院農学研究科、秋田県畜産試験場は、健康品の素材として利用されているL-カルニチンを培養液に添加することで、添加しない場合と比べて、牛の体外受精卵の生産率を32.4%から44.6%へ、また、凍結保存後の生存率を66.9%から91.0%に向上させることに成功しました。 上記の効果は、1 mLの培

  • 野生稲の染色体を日本水稲に導入した、新しい育種素材としての染色体断片導入系統群の作出 | プレスリリース・広報

    プレスリリース 野生稲の染色体を日水稲に導入した、新しい育種素材としての染色体断片導入系統群の作出 - 栽培品種が失った重要な特性の遺伝子源として期待 - ポイント 日の水稲品種の染色体の一部を野生稲1)の染色体2)に置き換えた系統群を開発しました。 これらの系統群を育種素材とすることで、栽培稲では失われた野生稲の遺伝子を品種改良に利用することが可能となります。 概要 現在栽培されている水稲品種は、野生稲から長い年月に渡る選抜によって選び出されたと考えられています。その栽培化の過程で、栽培種が失った有益な遺伝子が、野生稲には残っている可能性があります。しかし、野生稲は多くの不良な形質も持っているため、野生稲を直接観察しても、有益な形質の遺伝子の有無を判断することは困難です。そこで、交配により栽培品種の染色体の一部を野生種の染色体に置き換えることで、野生稲の不良な形質を切り離し、有益な遺

  • 加工時に黄変しない「だいこん中間母本農5号」 | プレスリリース・広報

    プレスリリース 加工時に黄変しない「だいこん中間母農5号」 - ニーズを踏まえた加工品創出のためのダイコン育種素材を育成 - ポイント 加工品の保存時に問題となる黄変やたくあん臭が生じない育種素材「だいこん中間母農5号」を育成しました。 中間母を育種素材として用いることで、黄変やたくあん臭の発生が見られない画期的な大根加工品の創出を可能とする品種の育成が期待されます。 概要 農研機構 野菜茶業研究所とお茶の水女子大学は、加工後の黄変やたくあん臭の発生が見られないダイコンの新たな育種素材「だいこん中間母農5号」を育成しました。 ダイコンは加工後にたくあん臭を放出し、黄色の色素が蓄積されるようになります。生じた黄色は色むらを生じやすいため、たくあん漬では着色料による染色が必要となっています。また、業務用大根おろしや切り干しなどの加工品でも、長期冷凍保存時の黄変やたくあん臭の発生が大き

  • 放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質を開発 | プレスリリース・広報

    プレスリリース 放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質を開発 - 国際規格に従った仕様で2012 年8月31日から頒布開始 - ポイント 2011年産玄米の放射性セシウムの放射能濃度を測定・評価し、認証値を付与 付与された認証値は約85 Bq/kg(厚生労働省による一般品の基準値は100 Bq/kg) 放射能検査機関における測定の妥当性確認と信頼性向上に貢献 概要 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)計測標準研究部門【研究部門長 千葉 光一】量子放射科 放射能中性子標準研究室 海野 泰裕 研究員、柚木 彰 研究室長、齋藤 則生 研究科長、無機分析科 無機標準研究室 三浦 勉 研究室長は、独立行政法人 農業・品産業技術総合研究機構【理事長 堀江 武】 品総合研究所 【所長 林 清】(以下「総研」という)放射性物質影響ワーキンググループと共同で

  • 「除染用反転耕プラウの開発とその利用」の作成 | プレスリリース・広報

    ポイント 除染のための反転耕を行う際、通常の一段耕プラウ1)では、表土のすき込みが十分でない場合がありました。 そこで、すき込む深さを改善し、表土を確実に埋却できるプラウを新たに開発しました。 現場での農地除染の効果的な実施のため、反転耕が実施できる条件、事前の調査法、新たに開発したプラウによる反転耕の実施法等をとりまとめた資料を作成しました。 概要 農研機構 中央農業総合研究センターは、同機構 生物系特定産業技術研究支援センター、福島県農業総合センター、スガノ農機株式会社、井関農機株式会社と連携して、プラウを用いた反転耕による放射性物質に汚染された農地表土の埋却技術を開発しました。これまで、通常の一段耕プラウでは表土のすき込みが十分でなかった場合がありましたが、新たに開発されたプラウで改善され、確実に表土が埋却されるようになりました。また、現地での実証試験の結果をもとに、これを「除染用反

  • 湿害に強い牧草フェストロリウムの新品種「東北1号」の最適な刈取り体系を考案 | プレスリリース・広報

    プレスリリース 湿害に強い牧草フェストロリウムの新品種「東北1号」の最適な刈取り体系を考案 - 耕作放棄水田への導入が期待 - ポイント フェストロリウム「東北1号」は1番草を出穂初めに、2番草を梅雨明け後に、3番草を降霜前に刈取ると栄養価の高い牧草を最も多く収穫できることがわかりました。 この体系での年間TDN収量(栄養収量)は約1t/10aで、3年程度は連続利用が可能です。 フェストロリウム「東北1号」は排水不良のため従来の牧草が導入不可能な耕作放棄水田等にも導入できます。 概要 農研機構 東北農業研究センターは、寒冷地向き牧草であるフェストロリウムの新品種「東北1号」1)について1、2番草2)の刈取り日を異にした様々な刈取り体系で3年間、収量及び生育に伴う栄養成分の変化を調査し、栄養価の高い牧草を最も多く収穫できる刈取り体系を明らかにしました。 この刈取り体系での年間TDN収量3)は

    ski_ysk
    ski_ysk 2012/07/24
    品種改良、寒冷地の耕作放棄水田における飼料生産用牧草の開発、湿害に強い。
  • 市販土壌ECセンサを用いた海水浸水農地の土壌電気伝導度の簡易測定法を開発 | プレスリリース・広報

    プレスリリース 市販土壌ECセンサを用いた海水浸水農地の土壌電気伝導度の簡易測定法を開発 - 塩害リスクを現場で簡易に推定 - ポイント 市販の土壌ECセンサを利用して、海水が浸水した農地の塩害1)の指標となる土壌電気伝導度2)を現場で迅速に調べる方法を開発しました。 土壌ECセンサ3)は、ペースト状、または湿潤状態の土壌を手で握るなどして圧密した条件で測定すると測定値が安定します。 土壌ECセンサ測定値の0.4倍が慣行の分析法(懸濁液電気伝導度)の測定値に相当し、塩害リスクの指標として利用できます。 概要 農研機構 東北農業研究センターは、東日大震災により海水が浸水した農地を対象に、市販の土壌ECセンサを用いて土壌塩分濃度の指標である土壌電気伝導度(EC)を現場において迅速に測定するための手法を開発しました。 土壌ECセンサは、土壌の水分条件や密度などの測定時の条件を工夫することで測定

    ski_ysk
    ski_ysk 2012/07/24
    塩害、土壌電気伝導度、簡易測定法
  • 電磁探査法により海水浸水農地の塩分濃度把握を迅速化 | プレスリリース・広報

    ポイント 海水が浸水した農地の土壌塩分濃度を迅速に計測することに電磁探査法1)が有効であることを明らかにしました。 土壌塩分濃度の指標となる土壌電気伝導度2)を、土壌を採取することなく推定することができます。 測定と同時にGPS による位置情報を記録することによって、地図上で土壌塩分の分布を確認することができます。 概要 農研機構 東北農業研究センターは、東日大震災により海水が浸水した農地を対象に、土壌電気伝導度の迅速測定に電磁探査法が活用できることを明らかにしました。 電磁探査装置(GEM-2、Geophex社)により土壌を採取することなく、海水が浸水した農地における見かけの土壌電気伝導度3)の相対的な高低差を把握することができます。 測定と同時にGPS による位置情報を記録することによって、地図上で土壌塩分の分布を確認することができます。 お問い合わせ 研究推進責任者 農研機構 東北

    ski_ysk
    ski_ysk 2012/07/24
    塩害、土壌塩分濃度把握、電磁探査法、土壌電気伝導度(EC)
  • 完全合成ガラス化保存液を用いた超低温保存ブタ体外受精胚から子豚生産に成功 | プレスリリース・広報

    プレスリリース 完全合成ガラス化保存液を用いた超低温保存ブタ体外受精胚から子豚生産に成功 - 受精卵移植を介したブタの病原体感染リスクの低減と低コスト生産に貢献 - 株式会社 機能性ペプチド研究所 独立行政法人 農業・品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 ポイント 血清などの生体材料を含まない、ブタ胚の超低温保存のための完全合成ガラス化保存技術を開発 技術を基に、ブタ胚の超低温保存のための完全合成ガラス化保存液キットを作製 このガラス化保存液キットを用いて超低温保存したブタ体外受精胚から子豚の生産に成功 完全合成した保存液の使用により、受精卵移植を介した疾病伝播リスクの低減と生産コストの低減に期待 概要 細胞を生きたまま半永久的に保存する超低温保存技術は、家畜の精子や胚といった遺伝資源の保存での活用も期待されています。今回、(株)機能性ペプチド研究所と(独)農業・品産業技術総合研究

    ski_ysk
    ski_ysk 2012/06/26
    遺伝資源、生物多様性、体外受精
  • 茶殻・コーヒー粕で殺菌! | プレスリリース・広報

    ポイント 茶殻・コーヒー粕を原料とする殺菌技術を開発しました。 殺菌後は速やかに無害化するため安全で、原料が再利用資源なので低コストです。 カット野菜の殺菌(品分野)、種子消毒(農業分野)、口腔内殺菌(医療分野)、有機化合物汚染土壌の浄化(環境分野)等、幅広い分野で応用が期待されます。 概要 農研機構野菜茶業研究所は、茶殻・コーヒー粕を原料とする殺菌技術を開発しました。技術で製造した殺菌用資材には、原料として加えた鉄が二価鉄として含まれており、これと過酸化水素が混合することにより、反応性の高いヒドロキシラジカルを発生させ、殺菌を行います。殺菌後には、ヒドロキシラジカルは速やかに消滅し、無害化します。通常、二価鉄は酸化されて三価鉄になりやすいものですが、資材中では二価鉄が長期間安定維持されることが特徴です。 殺菌用資材は、茶殻・コーヒー粕を利用するため低コストで製造でき、カット野菜の殺

  • 有機質資源を短期間で無機化! | プレスリリース・広報

    ポイント 品残渣や畜産廃棄物など有機質資源から短期間で無機肥料成分を回収する技術を開発しました。 技術により微生物の力で簡単に無機肥料を製造することができます。 肥料製造時にエネルギーを必要としません。 概要 農研機構野菜茶業研究所は、有機質資源から無機肥料を製造する新技術を開発しました。微生物を定着させた多孔質の担体(微生物担体)に有機物を加え、水で洗うことにより、無機の肥料成分を含む水溶液として回収できます。添加した有機物は微生物担体内で分解を受け、有機物と水の添加を毎日繰り返すことにより、無機成分の回収を毎日行うことができるようになります。有機物や水を添加するだけですので、肥料製造時に電気などのエネルギーを必要としません。製造時に大量の化石エネルギーが必要な化学合成の無機肥料(化学肥料)と比べ省エネです。畜産廃棄物など保管に場所を取る有機質資源を速効性の無機肥料に変換すれば保管コ

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