これまで【30余年の学校給食費の推移をグラフ化してみる】、【50年前の民間・公営賃貸住宅の家賃を今の料金と比較してみる】などで商品・サービスにおける半世紀前(または30年前)と昨年の価格の変移をグラフ化した。その記事の多くで「消費者物価指数を使い、実質的な価格を算出する」という手法を用いている。今回は一連の記事の締めくくりとして、これまでの記事で用いた消費者物価指数の基準値を元にした、消費者物価指数の推移をグラフ化してみることにした。 モノやサービスの値段の高い・安いを判断する場合、単純に金額の移り変わりだけでなく、当時の物価を考慮して考えた場合が良い。昔の100円と今の100円では、金額は同じでも買えるものには大きな違いがあり、価値は当然違いがあるからだ。 そこでこれまでの「50年前-」の記事で用いたのが、消費者物価指数を考慮した値の算出。消費者物価指数そのものは【総務省統計局の定義】に