2015年2月24日のブックマーク (2件)

  • カプローニ先生と二郎先生の激熱師弟関係/風立ちぬ - 指輪世界の第五日記

    「このイタリア人のおじさんと、主人公の二郎先生との師弟関係が熱いんですよ」 「カプローニさんね」 「そうそう。あれはどういう関係かというと、あのさ、最後の最後、あの丘でさ、カプローニ先生が、十年どうだった、って聞いて、二郎先生は、最後の方はぼろぼろでした、って答える。それにカプローニ先生が、『そりゃそうさ、国を滅ぼしたんだからな』と言う。この台詞がひとつのポイントになります」 「ほう」 「国を滅ぼしたんだからな、これはどういう方向性で言っているか。これは、カプローニ先生が二郎先生を褒めている。二郎先生を弟子として賞賛している台詞なわけです」 「それはどういう話」 「どういう話かというと、二郎先生もカプローニ先生も、ある巨大な集団の中でこそ活躍できる、集団戦の人なわけです。巨大な予算が、企業なり国家なりから投入されて、それによって作られた製品に、数百人数千人の若者が乗ってくれる。死亡率のがっ

    カプローニ先生と二郎先生の激熱師弟関係/風立ちぬ - 指輪世界の第五日記
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    skipturnreset 2015/02/24
    「そのように二郎先生が筋を背負うところに到達した、という描写なわけです」
  • 「風立ちぬ」は妄想の話ではない - 指輪世界の第五日記

    「お、風立ちぬですね。めちゃめちゃ面白いですよね」 「夢のシーンがいいね。妄想爆発ってかんじで」 「ああ、それですが、僕はこれを妄想の話っていうのは、失礼ながら大きく違うとこあると思うんですよね」 「お… ほう?」 「この夢のシーンを、妄想とか、あるいは主人公が何かすごい夢を見ることのできる能力を持っている人だ、といったふうにも見る向きがあるんですが、その必要はないと思うんですよ」 「ふむ? 聞こうじゃないか」 「たとえばですね、あのイタリア人のおじさん。いますよね夢の中で何度も会う」 「カプローニおじさんね」 「そう、あのカプローニ先生と夢の中で何度も会う。あれは妄想だ、白昼夢の中だ、という見方もあるけれど、そうでもない」 「ないのか」 「あれは二郎先生が、飛行機について学んでいるところなんですよ。書籍や雑誌を読んだり新聞記事を見たりしていく中で、カプローニというイタリアの設計家がいて、

    「風立ちぬ」は妄想の話ではない - 指輪世界の第五日記
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    skipturnreset 2015/02/24
    「あれらのシーンは妄想ではなくて、勉強や未来予測や仕事の決意といった事柄に夢のテクスチャを貼って描いているものだから」