代表的な仏道修行の中に「正見(ショウケン)」というものがあるんですけど、 これは身体と精神を鍛え上げる修行じゃなくって、ある種のマインドセットみたいなものなんですね。 おそらく多くのお坊さんに仏道修行における心がけは、と問えば、この「正見」かもしくは「利他行」あたりが最初に出てくるんじゃないかなと思うんですけど、 「正見」ってのは、ものごとを客観的に捉える訓練のことで、平たく言えば、目に見えているものをそのまま捉えなさいってことです。 普段僕らって、見たものの良し悪し(好き嫌い)を知らず知らずのうちに判断していて、 見たものや出来事に自分なりの意味を与えているって言われてるんですけど、そのことに一旦気づきましょうよ、ってのがこの「正見」ってやつです。 で。 今回ブログを書こうと思ったのは、このものの捉え方に、新たな気づきがあったのでそれを皆さんと共有したいと思ったからでして、 これまで僕は
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