米Facebookがユーザーのニュースフィードを操作し、投稿内容がユーザーに与える心理的影響を実験していたことが、米国科学アカデミー紀要(PNAS)で公開された論文から分かったと、複数の海外メディア(英Telegraph、米VentureBeat、米Forbes、英Financial Timesなど)が現地時間2014年6月29日までに報じた。 論文によると、Facebookの科学者らは68万9003人のユーザーを対象に、ニュースフィードに掲載される友達などからの投稿を調整した。ポジティブな印象を与える投稿の表示を減らしたところ、ユーザー自身のアップデートもネガティブな内容が増えた。逆にネガティブな印象を与えるコンテンツをニュースフィードから減らすと、ユーザー自身の投稿はポジティブな内容が増えたという。 論文では「調査結果は、Facebook上で表示される他のユーザーの感情が自身の感情に影