携帯電話事業者各社が音楽ファンを意識した端末を相次いで発売している。例えばNTTドコモは2006年8月31日に「FOMA N902iX HIGH-SPEED」を発売する。音楽配信サービス「着うたフル」や,音楽番組といった音声コンテンツの自動配信サービス「ミュージックチャネル」を利用できる。またKDDIは6月に,国内初のウォークマンケータイ「W42S」を発売した。この端末では最長で30時間連続で音楽を再生できるほか,1Gバイトの大容量メモリーを搭載しており,約630曲分の着うたフルの楽曲データを保存できる。またボーダフォンも,背面に楽曲の再生ボタンを搭載して端末を閉じた状態で楽曲を聴くことができる機種を発売するなど,音楽ファンを自社ユーザーとして取り込もうとしている。 しかしながら,路上や電車などで観察してみると,多くの人が「iPod」など携帯デジタル音楽プレーヤーで楽曲を聴いているのが現状
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