気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 1月5日、日清食品(2897)の創業者である安藤百福氏が亡くなった。安藤氏は1958年に世界初の即席麺「チキンラーメン」を、71年には世界初のカップ麺「カップヌードル」を世に送り出した。 58年と言えば、昨年話題になった映画「ALWAYS 三丁目の夕日」やリリー・フランキー氏の大ヒット小説『東京タワー』の頃であり、71年と言えば大阪万博の翌年だ。日本経済が戦後の混乱から復興し、高度成長を遂げる時代とともに同社が発展してきたと言える。氏が掲げた「食創為世」は、企業にとって最も大切なのは創造的精神であり、独自の製品を生み出して世の中に新しい文化を作り出すことが究極の目標である、という崇高な理念である。それを実際に体現し、独創性の大事さを日本企業に