政府は発電しながら消費した以上の核燃料を生み出せるとしてきた高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の実用化に向けた目標を白紙に戻す。これまで掲げてきた開発計画や期限を新たなエネルギー基本計画に入れない。トラブルが続き、燃料となるプルトニウムを増やす「増殖」のめどが立たないためだ。原子力発電所から出るゴミを減らす研究施設に衣替えする案が出ている。核燃料を無限に使い回しできることをうたい文句に、もんじ
政府は発電しながら消費した以上の核燃料を生み出せるとしてきた高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の実用化に向けた目標を白紙に戻す。これまで掲げてきた開発計画や期限を新たなエネルギー基本計画に入れない。トラブルが続き、燃料となるプルトニウムを増やす「増殖」のめどが立たないためだ。原子力発電所から出るゴミを減らす研究施設に衣替えする案が出ている。核燃料を無限に使い回しできることをうたい文句に、もんじ
【西川迅】文部科学省の作業部会(主査・山名元〈はじむ〉京都大教授)は25日、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)の研究計画案をまとめた。高速増殖炉の技術確立に向けた研究を続け、運転再開から約6年後に継続の可否を判断する。核燃料サイクル政策の推進を国として明確に示したことになる。研究終了後の扱いには触れず、廃炉などは政治判断に委ねた。 もんじゅは、大量の機器の点検放置が発覚して原子力規制委員会から改善命令を受けるなど、再開の見通しは立っていない。ただ、原子力を含むエネルギー政策は見直しの議論の途中で、原子力をどう使うかの見通しがないまま、高速増殖炉の研究開発が進む恐れがある。 研究計画案では、高速増殖炉の開発について「将来にわたって持続的なエネルギーオプション(選択肢)を確保しておくことは重要」と指摘。もんじゅは高速増殖炉の技術が成立するかを確認するための「中核的な研
16日朝早く、福井県の高速増殖炉「もんじゅ」にある原子炉の状態などを監視する国の装置で、データを送れなくなるトラブルが発生しました。原子炉などに異常はないということですが、台風18号による土砂崩れで原因が調査できず、装置が復旧するめどは立っていません。 16日午前3時ごろ、福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」で、原子炉の状態や周辺の放射線量などを監視するため、データを瞬時に国の原子力規制庁などに送る「ERSS」と呼ばれる装置で、異常を知らせる警報が作動しました。 「もんじゅ」を管理する日本原子力研究開発機構などが調べたところ、「もんじゅ」の施設の中にある機器でトラブルが発生し、データを送れなくなっていることが分かりました。データは、ファックスやメールで原子力規制庁に送る態勢を取っていて、原子炉や放射線量に異常はないということです。 原子力規制庁によりますと、今回のトラブルが、台風18号
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