データの読み解きかたという課題に関して、ここ数年、分析のチームと一緒にコンテンツマーケティングを運用しながら、ずっと何かしっくりこないものを感じていました。 理由は、次のコミュニケーションの戦略、コンテンツの戦略や企画の参考になるような「発見のある」情報がなかなか見えてこないから。なぜそんなふうになってしまうのか。 長い間、もやもやしていたのですが、今月の初めに弊社で行われたフォーラムで、とある事業会社の方が一言、 「結局いまやっていることって、勝ち筋探しでしかないんですよね」 とおっしゃっていて、少しもやもやが晴れた思いがしました。 うっかりやりがちなこと 当たり前ですが、データは主に数字です。数字が出てくると私たちはつい本能的に「多いほうがよいもの」と捉えてしまいがちです。そうすると、少ない数字を改善し、多い数字を増やしていく。数字の多い施策に寄せていくといった対応策をとります。これ自