国立青少年教育振興機構はこのほど、平成27年度「若者の結婚観・子育て観等に関する調査」の結果概要を発表した。それによると、小学生までの間に、夜空いっぱいに輝く星をゆっくり見る、バスや電車で席を譲るといった体験が多かった人ほど、大人になってから結婚願望が強く、また実際に結婚している割合が高かった。 調査では、20~30代を対象に、子供の頃の体験や日常生活と、結婚観について探った。「ままごとやヒーローごっこを体験したか」など具体的な体験について、小学生までに「何度も体験した」「少し体験した」「ほとんど体験していない」の選択肢を設け、自然体験、地域活動、家族行事など6種類18問で尋ねた。「何度も体験した」から「ほとんど体験していない」まで回答を点数化し、「体験が多かった人」と「体験が少なかった人」に分類した。 その結果、「体験が多かった人」の50%が結婚していたが、「体験が少なかった人」で結婚し