フランス・パリで燃料税の引き上げに抗議するデモ隊の一部が暴徒化して400人以上が拘束される事態となり、一夜明けた現地は、燃やされて黒焦げになった車が放置されるなど異様な空気に包まれています。 パリ中心部のシャンゼリゼ通り周辺では、1日、デモの一部が暴徒化して治安部隊と激しく衝突する事態となり、一夜明けた市内では、商店の窓ガラスが壊されたり、燃やされて黒焦げになった車が放置されたりしていて、異様な空気に包まれています。 商店の経営者の家族だという男性は、「きのうはまるで戦争のようだった。政治家にはここにいる人たちの苦しみを知ってほしい」と話していました。 パリ警視庁によりますと、パリでは一連の衝突で、400人以上が拘束され、デモ隊と治安部隊の合わせて130人以上がけがをしたということです。 燃料税の引き上げなどに対する市民の怒りは収まっておらず、デモは今後も続く可能性があり、マクロン大統領は