竹内研究室の日記 2019 | 01 |
半導体産業はフラッシュメモリが好調な東芝を除いてひどい状況。ソニーのイメージセンサも一時ほどの勢いがないようですが、頑張ってほしい。 一番悲惨なのは、システムLSI事業で、ルネサス、富士通、パナソニック、東芝・・・とどこもが足抜けしたい状況。 システムLSIは無線通信や電源と言ったアナログ回路からデジタル回路まで関連する技術分野が幅広く、大学で研究している人も多い。 よく、リストラが相次いでいる企業では研究が難しくなったから、大学で研究をしたいという話を伺うのですが、それはとても難しい。 LSIの研究は最先端の回路を試作するにはそれなりのお金が必要。 産業界が衰退することを反映していて、半導体関連の大型の国家プロジェクトは潮を引くように少なくなってきています。 もう、無くなってしまうかもしれませんね。 大学の大型の研究予算は2−3年の短期のものが多いし、短期の予算だけに、産業界の動向に敏感
自分は大学院を卒業して20年たつのだけれども、同期の連中の身の振り方をみると、終身雇用で会社に勤めあげる人なんて、ほんの一部。 就職した時には、東大の工学部の同期たちは、自分も含めて、いわゆる大手企業、メーカーや金融機関、商社などに就職して行った。 その時は、特にメーカーは世界の中で競争力があったし、日本メーカーの間で転職はできないとも言われていたので、就職した会社に一生勤めるのは普通だ、という認識だったと思う。 つまり、ほとんどの人は、終身雇用のつもりで、就職をしていた。 それが、20年後の今では、最初に就職した会社に勤め続けている人は、同期の中でも1/3も居るかどうか。 就職した時と、その後の展開は、全然違ったものになりました。 まず、90年代、私たちが20代の時に、金融バブルがはじけ、盤石だと思われていた、大手の金融機関がバタバタと倒れて行った。 特に、東大生は長銀に就職した人が多か
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