ブックマーク / honz.jp (2)

  • 『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス - HONZ

    『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス いまからおよそ1万年前、人類は農業を発明した。農業が生まれると、人びとは必要な栄養を効率的に摂取できるようになり、移動性の狩猟採集生活から脱して、好適地に定住するようになった。そして、一部の集住地域では文明が興り、さらには、生産物の余剰を背景にして国家が形成された──。おそらくあなたもそんなストーリーを耳にし、学んだことがあるだろう。 しかし、かくも行き渡っているそのストーリーに対して、書は疑問符を突きつける。なるほど、初期の国家はいずれも農業を基盤とするものであった。だが、人類はなにも農業を手にしたから定住を始めたわけではない(後述)。また、メソポタミアで最初期の国家が誕生したのは、作物栽培と定住の開始から4000年以上も後のことである。それゆえ、「農業→定住→国家」と安直に結び

    『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス - HONZ
    skt244
    skt244 2020/01/03
    興味をそそられたけど本が高かった
  • キャバ嬢という矛盾した存在『キャバ嬢の社会学』 - HONZ

    23歳の京大大学院生が、自らキャバ嬢となって潜入捜査!と帯に書かれている文言に惹かれて購入したらこれが大当たりだった。著者が自らキャバ嬢となって体験したことを、社会学のフィールドワークとしてまとめた作品なのだが、普通の女の子がキャバ嬢になるプロセスや、男性がなぜキャバ嬢にいれこんでしまうのか?ということが書かれていて非常に興味深い。著者は1年あまりキャバクラやホステスクラブ(クラブ)などで働き、その世界を内側からみつめている。 著者は昔から「女としての魅力」をお金に変えることを嫌悪していた。水商売の世界で「女」を売りにしている女性を、かわいそうだとも思っていたという。しかし先輩から言われたあるひとことをきっかけに、自分は水商売で働いている女性のことを差別しているということに気がつく。そこで修士論文のテーマをキャバクラ、キャバクラ嬢として、実際に自分がキャバ嬢となることで、自分が忌み嫌ってい

    キャバ嬢という矛盾した存在『キャバ嬢の社会学』 - HONZ
    skt244
    skt244 2014/04/05
    おもしろそう
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