6月1日〜3日の3日間、Linuxをテーマにした技術カンファレンス「LinuxCon Japan 2011」が横浜市西区のパシフィコ横浜会議センターにて開催された。Linux誕生20周年の節目に開催された今年のLinuxConでは、Linuxの生みの親であるLinus Torvalds氏も参加。初日のキーノートに登壇し、カーネルメンテナーのGreg Kroah-Hartman氏とともにLinuxのこれまでを振り返った。ここでは、その基調講演の模様を簡単に紹介しよう。 Linux "3.0"の真意 Linuxの生みの親であるLinus Torvalds氏 Torvalds氏とKroah-Hartman氏の対談というかたちで行われた初日のキーノートは、先日発表されたLinuxカーネルのバージョン番号変更の話題から始まった。 Torvalds氏は、これまでどおりの運用では「Linux 2.6.4