実世界の対象物に合わせてプロジェクターで映像を投影する、プロジェクションマッピング技術が注目されている。従来の平面スクリーンに投影する使い方と違い、建物などの凸凹した表面に沿って貼り合わせながら映すのが特徴だ。実世界を拡張する意味でも、投影型AR(Augmented Reality)やSAR(Spatial Augmented Reality)と呼ばれる。 注目されているプロジェクションマッピングだが、制限もある。対象物と映像がズレるため、投影中は常に対象物を静止させておかなければならない。次に目指すところは、動く対象物を追従し投影し続ける「ダイナミックプロジェクションマッピング」(または、動的プロジェクションマッピング)だ。 ダイナミックプロジェクションマッピングは、日本の研究室で生み出され発展してきた経緯を持つ。そのため、国際学会でも一歩先を進み、技術をリードしている。登場して間もない
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