はじめに 先日、Microsoftが開発した麻雀AI「Suphx」の論文が公開されました。天鳳で最高十段に到達したという強さが麻雀以外のコミュニティでも話題となりました。その強さゆえ麻雀研究界隈に与える影響は大きいと思われます。今後、Microsoftが囲碁でのAlphaZeroのような人間を圧倒するAIを開発するのか注目したいと思います。 さて、本記事ではSuphx論文を読んでアイデアついての簡単なまとめと感想などを記載します。 arxiv.org Suphx論文のまとめ 1 Intoroduction 麻雀AIの開発は困難である 麻雀AIの開発が困難である理由は3つ。 麻雀が1局の繰り返しゲームであるので一局での得点が最終的なポイントに直結しないこと。 プレイヤが観測できない情報が多いため意思決定を行うことが難しいこと。 プレイヤがとれる行動(打牌、リーチ、ポン、チー、カンなど)の種類
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